デジタル終活って本当に必要なの?
デジタル終活って何から始めればいいの?
そもそも「デジタル終活」って自分にも関係あるの?
実際にどんなことを整理すればいいの?
そんな疑問をすべて解決できる記事になっています!
なぜなら、これからご紹介する『デジタル終活でやるべきこと100選』を実践したことで、
実際に家族が困らない環境を整え、相続トラブルのリスクをゼロにできたからです。
この記事を読み終えることで、
「デジタル終活がなぜ必要なのか」だけでなく、
「今すぐ始められる100項目チェックリスト」まで理解し、実践できるようになります。
記事の前半では『デジタル終活がなぜ重要なのか』をわかりやすく解説し、
後半では『実際に整理すべきデジタル資産100リスト』をカテゴリ別にご紹介します。
ライターのじふです。2級ファイナンシャルプランナーがこちらの記事を紹介します
あなたのスマホ、そのまま“遺品”になります
スマホ、クラウド、SNS、ネット銀行。
いま私たちの生活は、ほとんどが「デジタルの中」にあります。
しかし──
もし、ある日突然あなたがいなくなったとしたら、
その中にあるデータ、契約、思い出、資産はどうなるのでしょうか?
「デジタル遺品」という言葉は聞いたことがあっても、
「何を」「どう整理すればいいのか」はまだまだ知られていません。
2級FP(ファイナンシャル・プランナー)の立場から言えば、
デジタル遺品は「お金と同じく管理すべき資産」です。
放置すれば、家族が困り、トラブルになり、時にはお金を失うこともあります。
この記事では、デジタル遺品の意味、整理の必要性、今すぐできる対策を、わかりやすく解説します。
デジタル遺品とは?(FPがやさしく解説)
デジタル遺品とは、亡くなった後に残されるスマホやパソコンの中のデータやアカウント情報のこと。
今や、これも立派な“遺産”のひとつです。
私たちの暮らしは、気づかぬうちにデジタルに依存しています。
ネット銀行、キャッシュレス決済、保険の契約、SNS、写真、連絡先――すべてがスマホやクラウドに保存されており、紙の書類や通帳がないケースも珍しくありません。
しかし、これらの情報はログイン情報がなければ、家族でも見ることができません。
つまり、突然亡くなったとき、家族は“開けない金庫”を前に立ち尽くすことになるのです。
実際に、ある70代の男性が急逝したご家庭では、スマホのロックが解除できず、
中にあった写真や預金アプリ、保険の契約情報に一切アクセスできませんでした。
ご家族は半年以上かけて、携帯会社や金融機関に問い合わせを繰り返し、
そのたびに「本人確認書類」や「相続人である証明書」を求められ、
精神的にも時間的にも大きな負担を抱えることになったそうです。
これは決して特別な話ではありません。
総務省の調査でも、40代以上の約7割が「自分のデジタル資産を整理していない」と回答しています。
デジタル遺品は、「残された家族が困る遺産」になり得ます。
だからこそ、「データも遺産のひとつ」と捉え、元気なうちに整理を始めることが、
家族への思いやりであり、これからの時代の“新しい終活”なのです。
なぜ今「デジタル終活」が重要なのか
「デジタル終活」は、家族への思いやりと、日々の情報整理を兼ねた新しい生活習慣です。
終活というと、遺言書や葬儀の準備を思い浮かべる方が多いかもしれません。
ですが今の暮らしでは、スマホやパソコンに残るデータの整理こそが、家族の安心につながります。
たとえば、以下のような情報が日常的に使われています:
- SNSのアカウント
- ネットバンキングや証券アプリ
- クラウドに保存された写真
- 定期契約しているサービス(サブスクなど)
これらは、本人しかログイン情報を知らないことが多く、
いざという時に家族が確認できないケースもあります。
デジタル終活は、こうした“情報の空白”を防ぐための備えとして注目されています。
テレビ番組などでも取り上げられている「デジタル遺品」の話題では、
亡くなった方のSNSが意図せず更新されたり、
ご家族が知らないまま契約が続いていたサービスがあったりと、
さまざまなケースが紹介されています。
また、写真や連絡先がクラウドに残っていても、
ログインできなければ思い出に触れることができないという声もあります。
こうした事例からも、「デジタル終活」は日常の情報管理と家族の安心に直結するテーマだといえます。
デジタル終活は、「家族の負担を減らす」と同時に「自分の暮らしを整える」行動。
いまこそ、誰もが気軽に始められる“新しい終活”として取り入れてみてはいかがでしょうか。
放置すると起こる3つのトラブル
デジタル遺品を放置すると、「家族が苦労し、お金が減り、情報が漏れる」リスクが高まります。
① アカウントにアクセスできない
→ 家族がSNS・クラウド・銀行アプリにログインできず、重要データが取り出せない。
② サブスク課金が止まらない
→ NetflixやApple Musicなど、クレカ自動更新が続く。毎月の請求が止められず損失。
③ 不正アクセス・乗っ取り
→ 長期間放置されたアカウントはハッカーの標的になりやすい。
デジタル遺品を「死後の問題」と思っていると、現役世代からすでに損失が発生します。
“今、生きているうちに”整理することが最大の防衛策です。
いますぐ始められる生前整理ステップ
デジタル終活は「難しくない」。
やるべきは 洗い出す・分類する・共有する の3つだけ。
こんな感じでまとめてみるといいかもしれませんね

FP視点で見る「お金」と「データ整理」の関係
スマホやパソコンにある情報を整理することは、日々のお金の流れを見直すきっかけにもなります。
デジタル終活は、“情報の整理”と“暮らしの見直し”を同時に進められる行動です。
日常的に使っているサービスの中には、ポイントや電子マネー、定期契約の支払いなど、
お金に関わる情報が含まれていることがあります。
たとえば:
- スマホ決済(PayPayなど)
- ポイントサービス(楽天、Tポイントなど)
- 証券・家計管理アプリ
- サブスク契約(動画・音楽・クラウドなど)
これらを整理することで、使っていない契約や重複しているサービスに気づけることもあります。
■FPのアドバイス
- 家計簿アプリ(MoneyForward、Zaimなど)を使って、支払い状況を見える化
- パスワードや契約IDをノートや専用ツールにまとめておく
- バックアップは無料クラウドだけでなく、有料サービスも検討すると安心度が高まります
デジタル終活を通じて、「見えるお金」と「気づきにくい支払い」を整理することができます。
これは、日々の暮らしを整えるうえで、FP視点からもおすすめできる習慣です。
まとめ:デジタル遺品対策は“今”がベストタイミング
「いつかやろう」と思っているうちに、整理のタイミングを逃してしまうこともあります。
スマホやパソコンを日常的に使っている方こそ、今から少しずつ始めてみるのがおすすめです。
今日からできることは、たったの3つ:
- アカウントをリスト化する(よく使うサービスを書き出す)
- 不要な契約を見直す(使っていないサブスクなどを整理)
- 家族と話す(「スマホの中を一度整理したい」と伝えるだけでもOK)
これだけでも、将来ご家族が困る可能性を大きく減らすことができます。
デジタル終活は、今の自分と未来の家族をつなぐ“やさしい習慣”です。
🧭 デジタル終活で整理したほうが良いもの100項目リスト
(FP監修向け構成:資産・契約・思い出・情報・ツール)
【Ⅰ:資産・お金系(金融・ポイント・暗号資産など)】
- ネットバンク口座(楽天銀行・住信SBIなど)
- ネット証券口座(SBI証券・楽天証券など)
- 投資アプリ(PayPay証券・LINE証券)
- 仮想通貨ウォレット(MetaMask・Coincheck)
- 電子マネー(Suica・WAON・nanaco)
- スマホ決済(PayPay・LINE Pay・楽天ペイ)
- クレジットカード情報
- デビットカード情報
- ネット銀行のログインID・パスワード
- 家計簿アプリ(MoneyForward・Zaimなど)
- ポイントサービス(楽天ポイント・dポイント)
- クラウド会計ソフト(freee・弥生など)
- ネット保険契約(生命保険・損保など)
- 年金関連のオンラインID(ねんきんネット)
- 不動産管理アプリ
- 電子契約データ(クラウドサインなど)
- サブスクリプションの支払い設定
- 公共料金のオンライン支払い情報
- オンライン給与明細(企業ポータル)
- クラウドファンディング出資履歴
【Ⅱ:ID・パスワード管理】
- メールアドレスのログイン情報
- Apple ID・Googleアカウント
- Microsoftアカウント
- SNSログイン(Twitter/X・Facebook・Instagram)
- Amazonアカウント
- Netflix・Huluなどサブスク系
- 楽天・Yahoo!・PayPay系統合ID
- スマホ本体のPIN/ロック解除コード
- パスワード管理アプリ(1Password・Bitwarden)
- バックアップコード(二段階認証)
【Ⅲ:SNS・オンラインアカウント】
- X(旧Twitter)
- TikTok
- YouTubeチャンネル
- LINEアカウント
- Discord/Slack/Teamsなどのチャット系
- note・ブログ・はてなID
- Pinterest/Threadsなどの新SNS
- 各SNSの「死後アカウント設定(メモリアル化)」情報
【Ⅳ:クラウド・データ保存系】
- Googleドライブ
- iCloud
- Dropbox
- OneDrive
- Evernote
- Notion
- ChatGPT・Gemini・CopilotなどAIツールの履歴
- 写真・動画データ(スマホ・クラウド)
- 仕事関連ファイル(PDF・契約書)
- 個人メモ・日記アプリ
【Ⅴ:通信・連絡関連】
- スマホの電話帳データ
- Gmail/Outlookなどのメール履歴
- SNSのDM・メッセージ履歴
- 家族・職場連絡グループ
- 通信契約(docomo/au/SoftBank)
- Wi-Fiルーター設定情報
- 電話番号・SIMカード管理
- IP電話・050番号情報
- メール転送設定
- 通信料の自動支払い設定
【Ⅵ:生活・契約関係】
- 光熱費契約(電気・ガス・水道)
- NHKネット契約
- Amazon Prime・Apple Musicなどのサブスク
- 新聞・雑誌のデジタル購読
- クレカ連携の月額支払い一覧
- オンライン保険契約書(PDF)
- 医療保険の電子契約情報
- サーバー・ドメイン契約(エックスサーバー・お名前.com)
- ECサイト会員情報
- 中古販売サイト(メルカリ・ラクマ)
【Ⅶ:仕事・副業・創作系】
- クラウドワークス/ココナラ/ランサーズ
- BASE/STORESなどネットショップ
- ブログ・WordPressログイン情報
- AdSense・アフィリエイトASP(A8・もしもなど)
- note収益データ
- Canva/Figmaなどデザインツール
- ChatGPT・NotionAIなど生成AI履歴
- クライアント連絡先・請求書データ
- SNS広告アカウント(Meta Ads・Google Ads)
- 契約書の電子サイン履歴
【Ⅷ:思い出・プライベートデータ】
- 写真アルバム(Googleフォトなど)
- 動画(YouTube/スマホ内)
- 家族LINEアルバム
- 子どもの成長記録アプリ
- 結婚式や旅行の写真フォルダ
- メール・手紙のバックアップ
- 個人ブログや日記の投稿データ
- スマホメモ帳
- ボイスメモ
- SNSに投稿した思い出ポスト
【Ⅸ:その他(死後に影響するデータ)】
- マイナンバー関連サイト(マイポータル)
- ふるさと納税履歴
- クラウド保存の確定申告データ
- 健康管理アプリ(Fitbit・Apple Health)
- 病院オンライン診察記録
- 通販購入履歴(定期便)
- 趣味系サブスク(Audible・Spotifyなど)
- 電子書籍ライブラリ(Kindle・BookLive)
- 退会していない古いサービスのID
- エンディングノートのデジタル版(Googleドキュメント等)
💡 FP視点での整理ポイント
- 「資産になるもの」→ 家族に引き継ぐ
- 「支出が続くもの」→ 早期停止・共有
- 「思い出・記録」→ バックアップ&権限指定
- 「法的・医療・行政系」→ 紙+クラウド両方保存