こんな悩みを解決できる記事になっています!
40代が選ぶつみたて投資枠の商品比較記事です。
第一生命さんや、ろうきんさんで新NISAを運用するなら、確実に悩むのが先進国か、全世界かどちらが良いのかという点ですね。
さらに言うと、2023年に登場したS&P500も成績が良いため3つの信託商品が選択肢の中で心が揺れると思います。
本記事では、先進国株式と全世界株式およびS&P500の内容を徹底的に比較します。
他社競合のeMAXIS Slimとも張り合える力を持つ3商品の、あなたに合った商品選択を考えて行きましょう。

月収30万円の貧乏サラリーマン
2024年から新NISAに挑戦 猛勉強継続してます。
副業のまとめサイトライターの経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー2級:保険募集代理人
たわらノーロード先進国株式と全世界株式の類似点

こちらのデータは2024年3月の日経さんより引用させていただいたデータになります。S&P500はおまけです。
先進国株式 | 全世界株式 | S&P500 | |
運用会社 | アセットマネジメントOne | ||
設定日 | 2015.12.18 | 2019.7.22 | 2023.3.30 |
運用形態 | インデックスファンド | ||
ベンチマーク | MSCI | MSCI | S&P500 |
購入時手数料 | 無 | ||
信託財産留保額 | 無 | ||
信託報酬(税込) | 0.09889% | 0.1133 % | 0.09372 % |
純資産総額 | 5,020 億円 | 251 億円 | 175 億円 |
分配金実績 | 無 | ||
NISA(つみたて投資枠) | 対象商品 | ||
NISA(成長投資枠) | 対象商品 | ||
申込単位 | 分配金再投資 1万円以上1円単位 定時定額 1000円以上1円単位 | ||
リターン(年率) | 14.49% | 18.29% | 47.57% |
リスク(年率) | 16.71% | 16.58% | - |
運用会社のアセットマネジメントOneについて
たわらノーロードは、アセットマネジメントOne株式会社1という会社が運用しています。
この会社の株主構成に第一生命さんが入っています。
そのため、もともとの資本力も大きいため安定した商品といえます。
どれを選んだとしても安心感はある商品ですね。
組み入れ上位銘柄

2024年3月17日 公表されている組み入れ上位銘柄(※全世界株式は日経のデータなしのため運用報告書より引用)
先進国株式 | 全世界株式 | S&P500 | |
アップル | 〇 | 〇 | 〇 |
マイクロソフト | 〇 | 〇 | 〇 |
アマゾン | 〇 | 〇 | 〇 |
エヌヴィディア | 〇 | 〇 | 〇 |
アルファベットA | 〇 | 〇 | 〇 |
アルファベットC | 〇 | 〇 | 〇 |
メタ(フェイスブック) | 〇 | -- | 〇 |
バークシャーハサウェイ | -- | -- | 〇 |
テスラ | 〇 | 〇 | 〇 |
ユナイテッドヘルス | 〇 | 〇 | 〇 |
エクソンモービル | 〇 | 〇 | -- |
ジョンソンエンドジョンソン | -- | 〇 | -- |
3銘柄で見て上位10銘柄中8銘柄は同じ企業に投資していますね。(先進国と全世界だと9銘柄が同じ)
つまり、アメリカ経済が崩壊したり、突出した大企業が他国に表れない限り3銘柄の構成がほとんど変わらないということです。
例えるなら、同じメーカのカレー粉の3商品程度の違いです。
アメリカの構成比率
グラフからもわかるようにアメリカの比率が全銘柄6割以上です。
トップ企業がアメリカに集中していますのでこういった結果になります。
こう考えると今時点では、いかにアメリカの経済に信頼をおくかというウエイトのみに重点を置いた考え方で良さそうですね。
リスクとリターン
S&P500は、まだ1年経過していない商品なので比較にはなりませんが、先進国と全世界とで比べると、リターンはわずかに全世界が上回っていますね。
ただし、設定来のリターン(年率)で計算しているため、約4年分の実績の差を考慮するとほとんど変わりがないように見えます。
リスクにおいては、同一インデックスのeMAXIS Slimなどとも比較しましたが、16%程度のリスクはありますのでどちらもややリスクの高い商品です。
チャート
チャート比較も同様に同じような動きをしています。
コロナショック時の2020年3月の前年度からの下落率
- 先進国 21.65%減少
- 全世界 21.95%減少
2020年3月から2020年末までの上昇率も
- 先進国 39.09%上昇
- 全世界 39.30%上昇
同一商品かと疑うくらいの動きになっています。
こうなるとやはりどっちにしたらいいのか悩んでしまいますよね。
たわらノーロード先進国株式と全世界株式の異なる点
設定日と純資産額

先進国株式 | 全世界株式 | S&P500 | |
設定日 | 2015.12.18 | 2019.7.22 | 2023.3.30 |
純資産総額 | 5,020 億円 | 251 億円 | 175 億円 |
各銘柄ごとに約4年の年月が経っています。
この4年でなぜ純資産額がこれほどまでに差がついたのでしょうか?
理由は先進国株式の他社競合商品との関係にあると思われます。
実のところ先進国株式を扱っている銘柄は、たわらノーロードが登場するまでは、信託報酬が0.6%台の商品だったんですね。
例えばeMAXIS 先進国株式インデックスは、2009年から設定されていますが0.66%です。
そこで彗星のように信託報酬が安い商品として真っ先に現れたのがたわらノーロード先進国株式です。
信託報酬が安い銘柄を設定日順にあげると
設定日 | |
たわらノーロード先進国株式 | 2015.12.18 |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 2017.02.27 |
SBI・先進国株式インデックス・ファンド(雪だるま(先進国株式)) | 2018.01.12 |
楽天・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド | 2023.12.22 |
eMAXIS Slim との1年弱の差がたわらノーロード先進国に資金が流入した原因の一端であることは間違いないと思います。
ネームバリューの差から現在のところeMAXIS Slimが純資産額で上回りますが、たわらノーロードの中では1番安心感がある商品として現在君臨しています。
信託報酬
先進国株式 | 全世界株式 | S&P500 | |
信託報酬(税込) | 0.09889% | 0.1133 % | 0.09372 % |
100万円運用して1年で988円か1133円か、この違いをどれくらいに思うかは個人の考え方次第だと思います。
20年運用して2900円の差は大きいですかね。。。
商品選択時のポイントは?

考えるポイントは3つあります。
アメリカ
ここまで考えてきた通り現在のところ6割以上が、アメリカ経済に依存した構成になっています。
極端に言うなら、いかにアメリカを信頼するかということですね。
大きな変化がない限り、私たちの選択はアメリカへの依存度の割合によって決まると思います。
これは、私たちがどの国の経済を信頼しているかを示すバロメーターとも言えます。
日本
先進国株式と全世界株式の一つの明確な違いは、先進国株式には日本の株式が含まれていないことです。
これは、日本の経済が低迷しているため、信頼を寄せられない人々がS&P500や先進国株式を選ぶ傾向があるからです。
しかし、2024年3月15日に日本銀行が発表した情報によれば、マイナス金利の解除により、日本の株価が上昇する可能性が高まっています。
この情報を考慮に入れると、日本の株式を含む全世界株式の選択も考えられます
新興国
全世界株式には17パーセントの外国株式が含まれます。
皆さんもご存知の通り人口比率としてはインドや中国などが圧倒的です。
人口が多い国が経済を大きく変えていくことは間違いありません。
こういった観点から考えると新興国の比率がある全世界を取り入れてみたくなりますね。
さらに分散投資の視点から考えると
こんな感じですね
口コミ
まとめ
たわらノーロード先進国株式と全世界株式のどっちを選ぶかを考察しました。
第一生命さんや、ろうきんさんで長期投資する人にとって一番大切な点は悩み過ぎないことに尽きると思います。
日本や新興国にリスクを感じるなら先進国株式に
分散投資でリスクを散らしつつ、日本や新興国にも魅力を感じる人は全世界株式に
アメリカの経済にすべてを捧げたい人はS&P500で運用してみましょう。
銘柄選択はやり直しが可能ですし、1000円単位なので全部の銘柄運用もできます。
気長にやってみてくださいね。
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