こんな悩みを解決できる記事になっています!
新NISAを調べていくと、ポートフォリオ(資産構成)というものを定めた方が良いという情報を目にすると思います。
ただ、どういった構成がベストなのかは面倒くさいですし悩みますよね。
この記事では、簡単で有名なカウチポテトポートフォリオについて解説します。
この理論を学ぶと、色々なポートフォリオを組む役に立つと思います。
また、ポートフォリオを考えることが面倒くさい方向けのおすすめの銘柄もご紹介しますので最後までお付き合いくださいね。
月収30万円の貧乏サラリーマン
2024年から新NISAに挑戦 猛勉強継続してます。
副業のまとめサイトライターの経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー2級:保険募集代理人
カウチポテトポートフォリオとは
簡単に言うと、上記の絵のように「カウチ」ソファーでダラダラしといても利益が上がるような運用方法という意味。
理論としてはシンプルにリスク資産(例えば株式)と無リスク資産(例えば国債や現金)をを半分ずつ買ってあとはほったらかしといても儲かるんじゃない?という考え方のようです。
理論的には的を得ていて、景気が良いと株が儲かるし、景気が悪いと債権や現金が目減りしないということでバランスが良いということですね。
ただし、年に1度は比率を維持するために見直しをすることが勧められているようです。
新NISAとの親和性
カウチポテトポートフォリオと新NISAは、共に長期的な資産形成を目指す投資法であり、その親和性は高いです。
理由としては次の2点があげられます。
- リスクを分散
- 効率的な資産形成が可能
リスクを分散
新NISA制度の利用の柱と言える長期・分散投資においてリスクが半分になります。
例えば、あなたが新NISAの枠内で株式と債券を半分ずつ購入し、市場の動向に左右されずに長期的に保有することで株式が上昇した時にはきっちり利益が出ますし、景気が悪い時も大幅な損益を出しません。
攻めと守りに半分ずつ資産を取り分けておくならば、リスク緩和の助けになると思います。
効率的な資産形成が可能
新NISAの税制優遇を活用することで、得られる利益が非課税となり、より効率的な資産形成が可能となります。
これまではどんなに利益が出たとしても約20%課税されていたんですよね。
新NISA制度の恩恵を受けることにより、リスクを減らしつつ確実に資産を増やすことができるというわけです。
新NISAでのカウチポテトポートフォリオのデメリット
3つのデメリットを考えてみましょう。
- 長期でなければ儲からない
- 新NISA制度のつみたて投資枠に債券のみの銘柄が無い
- リバランスが面倒
長期でなければ儲からない
投資信託の現状では、投資銘柄によっては年間5から10%もの成果をあげている商品があります。
しかしながらカウチポテトポートフォリオではその成果が半減してしまいます。
そのため短期間で資産を増やしたいと思う人には不向きと言えます。
カウチポテトポートフォリオは長い目で投資を行う持続力と忍耐力が必要です。
新NISA制度のつみたて投資枠に債券のみの銘柄が無い
現在のところ新NISAつみたて投資枠には債権のみの銘柄がありません。
そのため成長投資枠での取り扱い銘柄から債権を探す必要があり、銘柄数や種類も多いため手間がかかります。
自分でポートフォリオを考えるのって難しいですよね
リバランスが面倒
新NISAは基本的に長期・分散投資ですので一度決めてしまえばあとは積立てしていくだけです。
カウチポテトポートフォリオだと、毎年1度は見直しが必要ですので投資初心者には負担となるかもしれません。
例えば保険などは決める時も保険屋さんが相談にのってくれますし、だいたい同じ商品をずっと運用するので楽ですよね。
カウチポテトポートフォリオを実施するようでしたら、専門のファイナンシャルプランナーに相談をお勧めします。
新NISAでカウチポテトポートフォリオを簡単に始めるには
結論から言うとバランスファンドを使いましょう。
なぜならバランスファンドも株式と債券を半分ずつ扱う投資信託だからです。
また、商品ごとに配分の特色もありあなたのニーズにこたえることもできます。
極めつけは毎年行わなければいけないリバランスは商品で完結できますので不要です。
バランスファンドとは
- バランスファンドは、投資信託の一種で、国内外の株式、債券、REIT(不動産投資信託)など複数の資産に分散投資します。
- ファンドの運用会社が資産配分や再バランスを行うため、投資家はそれらの手間を省くことができます。
カウチポテトポートフォリオは自己管理型の投資法ですが、バランスファンドはプロによる運用型の投資法と言えます。
どちらの方法も、資産の分散という観点からは有効な投資法と言えますが手間を省くという視点から考えると、バランスファンドの方がよりカウチポテト化していると考えられます。
カウチポテトポートフォリオとバランスファンドのリスク
カウチポテトポートフォリオとバランスファンドのリスクは、それぞれの運用方法と投資家のリスク許容度によります。
したがって、どちらがリスクが高いかは、具体的な運用方法と投資家のリスク許容度によります。どちらの方法も、資産の分散という観点からは有効な投資法と言えます。
ただし、投資には元本が減少するリスクがありますので、自身のリスク許容度に合わせて適切な投資法を選ぶことが重要です。
専門家が選んだおすすめのバランスファンドベスト5
今回はこちらの本から参照させていただきます。
業界屈指の専門家が選んだバランスファンドはこちらです。
バランスファンド投資信託ランキングベスト5
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- セゾン・グローバルバランスファンド
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- iFree 8資産バランス
①eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
バランス投信もeMAXIS Slimシリーズが圧倒的な人気でした。
8資産(国内・先進国・新興国株式および債権、国内、先進国のリート(不動産投資)に分散投資
どんな銘柄?
- 純資産額がダントツ(1940億円以上)
- eMAXIS Slimシリーズならではの低コスト
信託報酬 | タイプ | 為替ヘッジ | 3年スコア |
0.143% | インデックス | なし | ★3 |
専門家の意見
この1本で国際分散投資が完結する
どの資産クラスが伸びても恩恵を受けられる
グラフを見た感じでは日本の割合が強めかなと思いました。
どんな銘柄を扱っているかは明らかにされていませんが、この数年は上がったり下がったりとはいえ地味に伸びている銘柄ですね。
②ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
4資産(国内・先進国株式および債権)に分散させたシンプルなバランスファンド
長期投資を見据えた少しずつ上がっていくタイプの商品です。
どんな銘柄?
- 年金運用(GPIF)に近い運用スタイルなので手堅い
- 信託報酬が低め
信託報酬 | タイプ | 為替ヘッジ | 3年スコア |
0.154% | インデックス | なし | ★4 |
運用上位の株式
順位 | 銘柄 |
1 | トヨタ自動車 0.9% |
2 | ソニーグループ 0.72% |
3 | キーエンス 0.55% |
専門家の意見
長期投資に適したファンド
国内比率・債権比率が高め
8資産とは違った動きをするのは比較できそうですね。
不動産は一度バブルがはじけているのでこちらの方が手堅いのかな・・・と思います。
③セゾン・グローバルバランスファンド
この商品は純資産額が4137.73 億円とすごい金額です。
多額の資産を使って効果的に分散投資しています。
どんな銘柄?
- 2007年からの信頼と実績がある
- 30か国以上の株式と10か国以上の債権に分散投資
信託報酬 | タイプ | 為替ヘッジ | 3年スコア |
0.58% | インデックス | なし | ★5 |
運用会社から直接購入できるバランスファンド
長期投資に対するぶれない姿勢が◎
他とは違うバランスから、長く経営しているからこそのこだわりや安定感を感じますね。
2007年運用からのトータルリターンがほぼ100%という事実も驚きです。
④楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
世界の株と債券を50%ずつという一番シンプルな分散方法
半分以上がアメリカの株や債券
どんな銘柄?
- 楽天・インデックス・バランス・ファンドは3タイプあります。
- 株式重視型
- 均等型
- 債券重視型
一番無難なのが均等型です。
運用上位の株式
順位 | 銘柄 |
1 | アップル 2.02% |
2 | マイクロソフト 1.86% |
3 | アマゾン 0.83% |
専門家の意見
しっかり増やすなら「均等型」か「株式重視型」
いかにリスク低減するかを考えた商品だと思います。
長期投資向きですね。
iFree 8資産バランス
国内外の不動産投資も対象!
8資産に均等分散投資
どんな銘柄?
- 債権・リート(不動産投資)も含められるので価格変動が小さい
- 信託報酬が低め
信託報酬 | タイプ | 為替ヘッジ | 3年スコア |
0.242% | インデックス | なし | ★4 |
運用上位の株式
順位 | 銘柄 | 組入比率 |
1 | MSCI EMER MKT INDEX (ICE) DEC 23 | 1.10% |
2 | アップル | 0.60% |
3 | トヨタ自動車 | 0.50% |
専門家の意見
特徴は海外の投資比率が高いこと」
バランス投信のおさらい
ランキングトップ5はこちらの商品でした。
- eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)
- セゾン・グローバルバランスファンド
- 楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)
- iFree 8資産バランス
バランスの考え方が運用会社によって違うのでカウチポテトポートフォリオに似ていると言ってもそれぞれこだわりがあります。
自分でカウチポテトポートフォリオを組んでみる時の参考にも出来るかもしれませんね。
まとめ
カウチポテトポートフォリオは多くの投資家も認める良い資産構成です。
しかも長期的な運用が求められますので新NISA初心者にはぴったりの運用方法だと思います。
ただし現時点では債権のみのつみたて投資枠の商品はありませんので、単純にバランスファンドを運用した方がさらに楽できると思います。
是非とも活用してみてくださいね
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必要なものはマイナンバーカードと本人確認用の写真のみです。
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SBI証券さんと、楽天証券さんです。
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ファイナンシャルプランナーと相談する
ライフプランニングと、何を買えばよいのかも最善のアドバイスをしてもらいましょう。
詳しい銘柄の知識がなくても、ベストな商品を教えてくれます。
近隣の保険の販売員とは違って専門的な情報を学べます。
注意点は、手数料が0.2%より安く、投資信託の商品を選ぶことです。
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