こんな悩みを解決できる記事になっています!
新NISAが始まり、eMAXISや楽天のS&P500への投資が人気を博していますね。
特に40代の主婦の皆さんも、S&P500の利益率の高さから、積み立て投資枠での投資とは別に成長投資枠で買い増ししたいと思うかたも増えているようです。
この記事では買い増しのタイミングを知る一つの指針としてS&P500のPER(株価収益率)の調べ方を説明します。
PERは、株価がお買い得かどうかを判断するための重要な指標です。
このPERを理解し、適切に利用することで、買い増しのタイミングを見極めることができます。
前半ではPERってそもそも何なのか、後半部分では効果的な買い増しのタイミングについてご説明いたします。
月収30万円の貧乏サラリーマン
2024年から新NISAに挑戦
副業のまとめサイトライターの経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー2級
PERの考え方
あなたがスーパーマーケットでチョコレートを買うとき、2つのブランドがあり、価格が同じだとします。しかし、ブランドAのチョコレートは1箱に10個入っているのに対し、ブランドBのチョコレートは1箱に5個しか入っていません。
この場合、1個あたりの価格を考えると、ブランドAのチョコレートの方がお得ですよね。これは、1個当たりの価格(=価値)が低いからです。
これと同じように、PERも株価(価格)と1株当たりの利益(価値)を比較することで、その株が割安か割高かを判断します。
つまり、PERが低ければ低いほど、その株は1株当たりの利益に対して価格が低い、つまり「お得」な株と言えます。
このように、PERは投資の世界での「お買い得度」を示す指標と考えることができます。
PERはどうやって求めることができる?
PERとは、会社の株価がその利益に対してどれだけの価値があるかを示すものです。これは、お買い物をするときに、商品の価格とその価値を比較するのと同じです。
PERの計算方法は、「株価 ÷ 1株当たりの利益(EPS)」です。
例えば、ある商品が1000円で、その商品からの儲けが50円だとしたら、その商品の価値は1000円÷50円=20倍ということになります。
つまり、PERが20だということは、その会社の株価は1株当たりの利益の20倍だということになります。
同じ1000円の商品でも、儲けが100円あったとしたら、1000円÷100円=10倍ということですよね。
つまりはPERが高いということは、その株価が「割高」であるとされ、逆に、PERが低いということは、「割安」であるとされます。
予想値と実績値
PERには予想PERと実績PERの2種類がありますが基本的には予想PERが参考値となります。
なぜならアナリストの見解をもとに将来の動向を参考に投資タイミングを見極められるから
実績値だと現時点までの値までしかわからないので素人判断では将来的な動きは予測できません。
天気の実データで自分で分析するより天気予報を参考にするのと一緒ですね。
結論としては予想PERが参考になります。
S&P500のPERのお買い得な目安とは?
現時点ではSP500が好調が続いているためPERは高い傾向にあります。
2024年7月13日では実績値が29.18倍となっております。
私が参考にしているgurufocusさんのデータから引用すると10年平均で24から25倍くらいのところが一括購入の妥当なタイミングなのかなと思っています。
gurufocusさんより引用させていただきました。
ただし予想PERは2025年にかけて大きくマイナスに振れる予想になっていますので少しだけ注意しておくことも大切です。
引用させていただいたデータのとおり、大幅に下がると20倍を割っていくこともあり得ますので慎重に投資していきましょう。
S&P500のPERはgurufocusが見やすい
他サイトではヤフーファイナンスさんや、ウォール・ストリートジャーナルさんなどがデータ収集に取り上げられていますが、新NISAセレクトではgurufocusさんをおすすめします。(無料で使える部分だけで大丈夫です)
なぜなら日本語に翻訳した時非常に見やすいからです。
gurufocusさんより引用させていただきました。
左にあるタグから
S&P 500 株価収益率(フォワード予想)
S&P 500の株価収益率(TTM)
どちらもワンクリックで選択できますし、グラフの5年、10年といった平均値も簡単に切り替えられます。
その他の分析方法も豊富です。
良かったら試してみてください。
気を付けておきたい点
なんども申し上げますがPERというのは、会社の株価がその利益に対してどれだけの価値があるかを示すものです。
これは、お買い物をするときに、商品の価格とその価値を比較するのと同じです。
しかし、大きな市場の変動が起きたとき、PERは正しく機能しないことがあります。
大きなセールが開催されたときに、商品の価格が一時的に下がるのと似てます。
そのとき、商品の価格だけを見て「お買い得!」と思っても、実は新商品の発売前の在庫一層セールだったため、その商品の価値(利益)が下がっているかもしれません。
例えば、コロナショックが起きた2020年3月には、株価(商品の価格)が大きく下がり、PERも下がって「お買い得!」となりました。
しかし、4月末には企業の利益が下がったため、PERが上がり、「高い!」と判断されました。
でも、実際には、その時点での株価はお買い得で、後から見れば最高の買い時だったんですよね。
そんなとき、どうしたらいいかというと、超過CAPE利回りという指標を併用しましょう。
超過CAPE利回りとは
gurufocusさんより引用させていただきました。
株価がその利益に対してどれだけの価値があるかを示すPERに、「金利」を考慮に入れたものです。
金利とは、お金を借りるときに支払う利息のことで、これが低いと、会社はお金を借りやすくなり、新しい事業を始めやすくなります。その結果、株価が上がる可能性が高くなります。
この金利を考慮しないと、株価が本当にお買い得なのか、それとも高すぎるのか、正確には判断できません。
例えば、コロナショックから1ヶ月後の2020年4月末の超過CAPE利回りは4.83%で、これは3.5%より高いので、その時点での株価は「割安」ということですね。
こちらもgurufocusさんで確認できます。
まとめ
PERは株価が割安か割高かを判断する重要なツールですが、他の指標と併用することが大切です。
初心者には毎月の積立投資をおすすめします。
余裕資金がある方は成長投資枠でPERを活用して投資を検討してみてくださいね。