こんな悩みを解決できる記事になっています!
頭を悩ませる新NISA運用。
成長投資枠の銘柄は、どういった構成がベストなのかは面倒くさいですし悩みますよね。
この記事では、投資メディアでも評判の『ダウの犬日本版』のポートフォリオについて解説します。
この理論を学ぶと、強気かつ安心感のあるポートフォリオを組む役に立つと思います。
また、自分でポートフォリオを考えることが面倒くさい方向けの「マンスリーダウの犬日本版」もご紹介しますので最後までお付き合いくださいね。
月収30万円の貧乏サラリーマン
まとめサイトライターだった経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー3級:保険募集代理人
ダウの犬って何?
ダウの犬は、株式市場の動きを予測するための投資戦略の一つです。
この戦略は、ダウジョーンズ工業平均株価(ダウ平均)の動きを「犬」に例え、その動きを予測しようとするものです。
なぜ「犬」という言葉が使われるのか
詳しく説明すると、配当利回りが高い株式(つまり、配当に対して株価が低い銘柄)を「バリュー株」と呼びます。
英語では「バリュー株投資」と表現されますが、日本では「負け犬」と表現されることがあります。
なぜなら、これらの株は市場で評価されていない「負け犬」のように見えるからです。
しかし、これらの「負け犬」に投資することで、長期的には高いリターンを得ることができるという考え方があります。
このように、投資の世界では、一見ネガティブに見える言葉も、実はポジティブな意味を持つことがあります。
ダウの犬戦略
ダウの犬戦略では、ダウ平均の中で配当利回りが高い10銘柄を選び、それらに投資します。これにより、株価が下落した場合でも配当による収入を得ることができます。
つまり、ダウの犬は高配当銘柄を選ぶことでリスクを分散し、安定した収益を目指す投資戦略です。
この方法を日本株で取り入れようという取り組みがダウの犬日本版です。
詳しくは後半でご説明いたします。
ダウの犬のメリットデメリットは
安定した収益
ダウの犬の投資法は、たとえ株価が下がったとしても収入を得ることができる方法です。
なぜなら高配当の株を選ぶことにより、その企業から定期的に利益の一部が投資家に分配されるため、株価が下がったとしても配当による収入が得られます。
例えば、あなたが車を買うとします。車のの価値は徐々に下がっていったとしても、カーシェアリングなどをすると収入を得ることができます。これが、高配当株を選ぶという考え方と似ています。
ダウの犬の投資法は、株価が下がったときでも安定した収入を期待できる方法ですね。
家計管理にも役立つ知識ですね。
シンプルな戦略
ダウの犬の投資法のメリットは、銘柄の選択がシンプルで、初心者でも理解しやすいことです。
トップ30銘柄のうち上から10銘柄を選びます。単純明快なため、複雑な分析や深い知識がなくても、投資を始めることができます。
例えば、ネットショッピングでもおすすめのランキングや品質と価格が明確に表示されている商品を選ぶと思います。
自分で一から調べるよりも随分簡単ですよね。
信託報酬が無料
ダウの犬の投資法のメリットの一つは、信託報酬がかからないことです。
この投資法では、自分で直接株を選んで購入するため、信託報酬という追加の費用が発生しません。
例えば、あなたが直接レストランに行くなら、ウーバーイーツと違い手数料はかかりませんよね。
同じようにダウの犬の投資法は、追加費用がかからないというメリットがあります。
過度な依存
ダウの犬の投資法のデメリットは、ダウ平均の10銘柄だけに投資するため、それらの銘柄が下落した場合、投資全体が大きく影響を受けることです。
この投資法では、特定の10銘柄だけを選びます。そのため、それらの銘柄が下落した場合、投資全体の価値が大きく下がる可能性があります。
例えば、あなたが10種類の商品を扱う小さなお店を経営しているとしましょう。その中の特定の商品が100種類商品を扱うコンビニのせいで売れ行きが悪くなった場合、お店全体の売上が大きく影響を受けるでしょう。
ダウの犬の投資法は、特定の銘柄が下落した場合、10銘柄のみの運用のため投資全体が大きく影響を受けるというデメリットがあります。
リバランスが面倒
この投資法では、毎年10銘柄の株を選び直す必要があります。
これは、初心者の方にとってはかなり面倒かもしれません。
面倒な方は、投資信託を買っといた方がいいかもしれませんね。
11か月遅れの基準判断になることも
ダウの犬の投資法のデメリットの一つは、ポートフォリオが11か月遅れになることもあるということです。
上記で述べた通りこの投資法では、毎年一度、特定の銘柄を選び直します。しかし、その選び直しは一年前のデータに基づいて行われるため、最新の市場の動きを反映していない可能性があります。
例えるならば去年の流行の服を今年になって着ているような状態ですね。
出来るだけ最新情報を用いた方がトレンドにのることは間違いないです。
最低でもミニ株の単価からしかできない
ダウの犬の投資法のデメリットの一つは、最低でもミニ株の単価からしか投資できないことです。
この投資法では、特定の銘柄を選んで投資しますが、その銘柄の最低単位(ミニ株)からしか投資できません。そのため、少額から始めたい場合には制限があります。
その点投資信託商品はネット証券では100円からの投資が可能です。
ダウの犬を日本株でやるには?
日本の株式市場でダウの犬戦略を用いる場合、以下のステップを参考にしてみてください。
と、お伝えしましたがかなり面倒なので私が作ってみたテンプレートをご覧ください。
ダウの犬(通称東証の犬)TOPIX版
2024年4月30日 16:00現在 TOPIXコア30銘柄から上位利回り10銘柄 みんかぶより引用させていただきました。
みんかぶ | SBI証券 | 楽天証券 | 銘柄 | 株価 | 利回り | 購入数 | 購入金額 |
4503 | 4503(東証) | 4503(東証 | アステラス | 1,514.00 | 4.89 | 3 | 4542 |
4502 | 4502(東証) | 4502(東証) | 武田 | 4,153 | 4.53 | 1 | 4153 |
9434 | 9434(東証) | 9434(東証) | SB | 1,911.00 | 4.5 | 2 | 3822 |
8411 | 8411(東証) | 8411(東証) | みずほFG | 3,052.00 | 3.28 | 1 | 3052 |
7267 | 7267(東証) | 7267(東証) | ホンダ | 1,812.00 | 3.2 | 2 | 3624 |
9433 | 9433(東証) | 9433(東証) | KDDI | 4,400 | 3.18 | 1 | 4400 |
8316 | 8316(東証) | 8316(東証) | 三井住友FG | 8,980 | 3.01 | 1 | 8980 |
9432 | 9432(東証) | 9432(東証) | NTT | 170.8 | 2.93 | 24 | 4099.2 |
8306 | 8306(東証) | 8306(東証) | 三菱UFJ | 1,579.50 | 2.6 | 2 | 3159 |
7974 | 7974(東証) | 7974(東証) | 任天堂 | 7,720 | 2.45 | 1 | 7720 |
必要金額 | 47551.2 |
日経225の犬版
2024年4月30日16:00現在 日経225から上位利回り10銘柄 みんかぶより引用させていただきました。
みんかぶ | SBI証券 | 楽天証券 | 銘柄名 | 株価 | 利回り | 購入数 | 購入金額 |
4503 | 4503(東証) | 4503(東証) | アステラス | 1,514.00 | 4.89 | 2 | 3028 |
5406 | 5406(東証) | 5406(東証) | 神戸鋼 | 1,933.50 | 4.65 | 2 | 3867 |
2914 | 2914(東証) | 2914(東証) | JT | 4,245 | 4.57 | 1 | 4245 |
4502 | 4502(東証) | 4502(東証) | 武田 | 4,153 | 4.53 | 1 | 4153 |
5401 | 5401(東証) | 5401(東証) | 日本製鉄 | 3,541.00 | 4.52 | 1 | 3541 |
9434 | 9434(東証) | 9434(東証) | SB | 1,911.00 | 4.5 | 2 | 3822 |
7202 | 7202(東証) | 7202(東証) | いすゞ | 1,999.50 | 4.3 | 2 | 3999 |
4061 | 4061(東証) | 4061(東証) | デンカ | 2,338.50 | 4.28 | 2 | 4677 |
5411 | 5411(東証) | 5411(東証) | JFE | 2,361.00 | 4.24 | 2 | 4722 |
1808 | 1808(東証) | 1808(東証) | 長谷工 | 1,904.50 | 4.2 | 2 | 3809 |
必要金額 | 39863 |
グーグルスプレッドシートは開始月から出来るように年末の基準ではなく、2024年2月から毎月更新していきます。
スプレッドシートには権利確定日の情報もいれています
使い方
2024年3月29日付けの配当利回り上位10銘柄です。
金額は完全に均一にはできませんので出来るだけ近づけています。
SBI証券と楽天証券はそのまま銘柄にリンクを貼っています。
確認後→ミニ株選択→数量選択→NISA選択という流れですね。
金額的に4、5万程度最低でもかかりそうなのでご利用は計画的に。
あくまでも1例です。本場でされたい方は年末からのデータを追ってみてください。
権利確定日までは絶対に手放さないでくださいね。
まとめ
ダウの犬というポートフォリオは長年親しまれている規準です。
実績も出ているポートフォリオですので高配当を狙いたい方には試してみる価値があるかもしれません。
しかし、高配当ゆえのデメリットとして株式を運用する怖さもあります。
新NISAは基本的に長期・分散投資が目的ですので、その点から考えると微妙な選択になるかもしれませんがリスクを恐れない人にはお勧めします。
私はビビりなのでおとなしく投資信託買います。