こんな悩みを解決できる記事になっています!
40代が選ぶつみたて投資枠の商品比較記事です。
新NISA銘柄を調べていくと、全世界株式というのがいいらしいという情報を目にすると思います。
特に人気を二分する「VT」と「オルカン」との違いがあまりわからないので悩んでしまう人が多いようです。
この記事では、楽天証券の全世界株式の基礎知識、VTおよびオルカンとの比較を徹底解説します。
月収30万円の貧乏サラリーマン
2024年から新NISAに挑戦 猛勉強継続してます。
副業のまとめサイトライターの経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー2級:保険募集代理人
全世界株式インデックスファンドとは
全世界株式インデックスファンドとは、世界中の企業に投資できるファンドです。どの国や地域が成長するかわからない時代に、安心して投資できるメリットがあります。
全世界株式インデックスファンドは、世界の株価指数の動きに合わせて作られたファンドです。アメリカや日本だけでなく、ヨーロッパや中国、インドなどの新興国にも投資できます。これからどの国が伸びるか予測できないので、全世界に分散して投資するのが賢いと言われています。
新NISAで選べる全世界株式インデックスファンドはいくつかありますが、楽天証券だと「楽天全世界株式(オール・カントリー)」や「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・VT)」などです。手数料が安くて、たくさんの人が買っているので、信頼できると思います。
しかし、これらのファンドは同じように見えても、実は少しずつ違うんです。
どの指数に連動しているか
指数(インデックス)というのは、世界中の会社の株価の平均を表す数字のことです。
全世界株式インデックスファンドは、この指数に合わせてお金を分散して投資します。
全世界株式インデックスファンドは、大きく2つの指数に分かれます。
- MSCI
- FTSE
MSCIの方がオルカンに使われ、FTSEの方がいわゆるVT。
最大の違いは、FTSE GACIが小型株を含む一方で、MSCI ACWIは大型株と中型株のみを対象としています。
したがって、広範な投資を希望する方はFTSE GACIに連動するインデックスファンドを検討することをおすすめします。
このように、全世界株式インデックスファンドは、どの指数に連動するかによって、値動きやリスクが変わってきます。
ですから、自分の目的や好みに合わせて、適切なファンドを選ぶことが大切です
MSCI ACWI | FTSE Global All Cap Index | |
投資対象 | 世界の大型株と中型株を対象とした指数。 | 大型株、中型株、小型株を網羅する全世界の株式市場を表す指数。 |
算出会社 | 米国のMorgan Stanley Capital International社 | 英国のFTSEインターナショナル社 |
投資国数 | 48ヵ国 | 49ヵ国 |
時価総額カバー率 | 約85% | 約98% |
構成銘柄数 | 約3,000銘柄 | 約9,000銘柄 |
次に楽天証券で評判の2商品を比較してみましょう。
楽天オールカントリーと楽天VTの比較
楽天VT | 楽天オールカントリー | |
信託報酬 | 0.192 % | 0.0561 % |
純資産額(2024年3月) | 4,365 億円 | 752 億円 |
信託報酬の安さがダントツの楽天オールカントリー
ついでに言うと楽天ポイントが保有しているだけで貯まります。
また、純資産額もここ数ヶ月で10倍以上に跳ね上がりました。
これまでは楽天VTでしたが、楽天オールカントリーの登場によって勢力図が変わってきていますね。
組み入れ上位銘柄
2024年2月24日 組み入れ上位銘柄の同一商品
銘柄 | 楽天オルカン | 楽天VT |
ETF | 〇 | ー |
アップル | 〇 | 〇 |
マイクロソフト | 〇 | 〇 |
アマゾン | 〇 | 〇 |
エヌビディア | 〇 | 〇 |
アルファベット(Google) | 〇 | 〇 |
メタ(Facebook) | 〇 | 〇 |
アルファベット(Google) | 〇 | 〇 |
テスラ | 〇 | 〇 |
ー | ー | ー |
TOP10銘柄のうち8企業が同一です。
なぜなら現在の世界経済はアメリカが牽引しているからですね。
つまり現在のところほとんど一緒です。
感想としてはVTの方がより細分化されているためどこの企業に投資しているのかはっきりとしている点ですね。
上位銘柄の相違部分
楽天オールカントリー
iShares Core MSCI Emerging Markets ETF | その他 |
UNITEDHEALTH GROUP INC | 米国 |
楽天VT
Berkshire Hathaway Inc. Class B | 米国 |
Eli Lilly & Co. | 米国 |
資産構成
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド | ||
先進国株式(除く日本) | 75.04% | 先進国株式(除く日本) | 84.00% |
外国株式 | 12.52% | 新興国株式 | 10.50% |
国内株式 | 6.29% | 国内株式 | 5.50% |
新興国株式 | 6.15% |
新興国の割合が違いますが、その辺りがチャートにどう影響していくのかが面白いですよね。
チャート
楽天オールカントリーが始まって間もないため、設定日からの日経新聞さんデータでの月末ごとのチャートにしています。
波形はほぼ変わらないですね。
ちなみにデータとしてeMAXIS Slimのオルカンと楽天VTで年単位で比較してみると
1年遅れて開始されたオルカンのほうがわずかですが成績が良いです。
また、最近1番値下がりしたコロナショック時(2020年3月)もオルカン運用の方が下落率がやや低いようです。
分散投資の考え方の違いですが、コロナ時のような小さな企業が倒産するような大きなダメージがあったときなどはVTの方が下がるということなのでしょうね。
結論としては『VTだけでいい』という時代はもう終わったのではないかと思います。
楽天証券も新製品である楽天オールカントリーを推していますので、全世界株式を選ぶとしたらオールカントリーが無難かなと感じます。
しかし、投資にはリスクが絶対に伴いますのでよく考えた判断をお願い致します。
全世界株式のデメリット
一般的にはこういうことが言われてますよね
ざっくり言うと3点ですね。
もちろんこの点も大切だとは思いますが、リスクマネジメントを考えるとS&P500よりはいいですしアメリカが下がれば次の強国の株式を運用します。
為替に至っては日本以外の株式を運用するならば当たり前のことですね。
私の考えるデメリットはこの3点です。
消費の多い国が危険
理由として消費が多い国は人口が多い国です。
そのため経済が冷えてくると消費が減るのでダメージが大きくなります。
例えば2023年の中国の対GDP債務比率(国の借金)が、過去最大の279.7%とのこと1
中国国民が消費を減らすことになってしま差うと世界株は大ダメージを受ける可能性が高いということですね
過去のバブル時のような状況が現時点で起きている
これはアメリカが強いゆえの理由の一つではありますが、急激に株価が上昇しています。2
また、不動産バブルがはじけた時のように家賃が高騰しています。
例えるならばクイズミリオネアの13問から14問くらい正解している状況ですね。
景気は何かの発端で世界全体に連鎖して影響が及ぶので、現在のような株価が上がり過ぎている状況だと下がった時にダメージが大きいです。
高齢化で経済が鈍化する可能性
日本の少子高齢化が進む中、先進国もどんどん高齢化が進んでいます。3
若くて元気な世代が少ないので、供給が需要を下回ると世界全体で経済が回らなくなるということですね。
例えば
バイデン大統領 81歳
トランプ元大統領 77歳
ウォーレン・バフェット 93歳
アメリカでさえ高齢化が進んだ状況で経済を回しているということです。
全世界株式のメリット
世界の株式に一気に投資すると大幅下落時に耐えやすい
全世界株式は、各国の株式市場の実績に応じて構成比率が決まるため、一部の国や地域が不調でも、他の国や地域の好調さによってリスクを軽減できます。
例えば、コロナウイルスの影響で、日本や欧米の株式市場が大きく下落したことがあります。
しかし、その影響下でダメージが少なかった国もあります。
中国です
コロナ問題の中心地であったにもかかわらず大規模に規制をいち早く行ったことで、経済へのダメージが少なかったのかもしれません
このように世界にリスクを散らすことは大幅下落に耐えやすく、一定の成果があるということですね。
簡単に分散投資できる
全世界株式は、インデックスファンドというタイプの商品として新NISAでは扱っているので手軽に分散投資できます。
例えば2024年2月現在AI技術の発展により、アメリカのエヌビディアという企業がとても株価が上昇しています。
しかし、私は最近までこの企業のことを何も知りませんでした。
大きなニュースになって初めてその存在を知るわけですが、それだと購入を決めた時点では高額になってますよね。
パッケージとして世界の有名な企業の株を運用することで買いぞびれを無くすこともできますし勉強しなくてもある程度の成果を期待できます。
未来の成長に賭けることができる
なぜなら将来的に経済成長が見込まれる国や地域の株式にも投資できるから。
先進国の株式は、安定したリターンを期待できますが、成長率は低い傾向にあります。一方、新興国の株式は、高い成長率を期待できますが、不安定な要素も多いです。全世界株式では、先進国と新興国の株式のバランスを取ることができます。
インドやブラジルなどの新興国は、人口や購買力が増えているため、今後の経済成長が期待できます。全世界株式では、インドやブラジルなどの新興国の株式にも投資しているため、その成長に賭けることができます。
全世界株式は、未来の成長に賭けることができるため、長期的なリターンが期待できるメリットがあります。
まとめ
全世界株式は、人気もあり分散投資ができ、リターンが高くリスクが低い良い商品です。
楽天証券の利用者であれば必ずポートフォリオにいれておきたい商品と言って間違いないでしょう。
基本的には、オルカンとVTもどちらを選ぶかは好みの問題だけだと思います。
ただし信託報酬の違いがありますので手数料を安く抑えたい人はオルカンがおすすめです。
大切なのはあなたが2つの銘柄を選ぶことに悩む時間よりも、毎月一定の金額を投資し時間を通じてリスクを分散させることの方が、投資結果に大きな影響を与えると思います。
こちらの記事もおすすめです。
ネット証券で、オルカンを運用したい方におすすめ
新NISAの利用は思ったより簡単です。手順はわずか2ステップです。
スマホから証券口座を開設する
必要なものはマイナンバーカードと本人確認用の写真のみです。
一般口座からは新NISAは始められません。
手数料の安さ、商品の多さからネット証券がおすすめです。
2大大手さんは、
SBI証券さんと、楽天証券さんです。
SBI証券さんが最大手です。
新NISAの口座開設はアプリ経由が断然お得
ファイナンシャルプランナーと相談する
ライフプランニングと、何を買えばよいのかも最善のアドバイスをしてもらいましょう。
詳しい銘柄の知識がなくても、ベストな商品を教えてくれます。
近隣の保険の販売員とは違って専門的な情報を学べます。
注意点は、手数料が0.2%より安く、投資信託の商品を選ぶことです。
とにかく簡単!オカネコで相談
自分で詳しく学びたい方は
こちらの本がわかりやすかったですよ。短い文章でありつつ、おすすめ商品や運用方法も詳しいです。