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米国債投資の常識を覆す?新NISAで買ってはいけない6つのリスクとは

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こんな悩みを解決できる記事になっています!

40代が新NISAで悩む資産運用

今回はこちらの記事で森永卓郎さんが勧める米国債について取り上げます。

債権」とは、資金調達の手段として国や地方公共団体、企業が発行する証券です。

債権の運用はリスクが低いと言われています。

森永卓郎さんの理論によれば米国10年債は利回り年4%だからおすすめとのことです。

しかしながら今回詳しく調べていくうちに、この理論にも穴があることがわかりました。

特にリスクマネジメントを考えた投資がしたい人にこの情報を知ってもらいたいです。

ちなみに

ネット証券などでの取扱いのある米国債は

米国国債ファンド 為替ヘッジなし(年1回決算型)

この商品が成長投資枠にあります。

記事後半ではこちらの銘柄の情報を解説しますね。

富士
はじめまして。富士です。
月収30万円の貧乏サラリーマン
まとめサイトライターだった経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー3級:保険募集代理人

米国債って何?

米国債は、アメリカ政府が発行し保証する安全な投資商品です。

世界最大の経済大国であるアメリカが発行するため、信用リスクが非常に低く、価格の変動も比較的小さいです。これは、家計の安定を求める40代にとって、大切なポイントです。

例えば、あなたがお子さんの教育資金を準備しているとします。そのためには、安定した運用が必要ですよね。そんな時、米国債はその安全性から、教育資金の一部として考えることができます。

しかし、米国債の利回りは高くないため、インフレについていきながら、資産を安全に保つバランスが重要です。

結論として米国債は安全性が高く、価格の変動が少ないため、家計の安定を求める40代にとって、有効な投資手段となり得ます。

米国債の種類って?

ポイント

  1. 利付債:これは「Tノート」や「Tボンド」に該当します。これらは定期的に利息が支払われ、満期日には元本が返還されます
  2. ゼロクーポン債:これは「Tビル」に該当します。Tビルは利息の支払いがなく、満期日に額面価格で償還されます
  3. 物価連動国債:これは「TIPS」に該当します。TIPSの元本(最初に投資したお金)はインフレ率(物価の上昇率)に応じて上昇し、満期時には調整後の元本と当初元本のいずれか大きい方を受け取ります
  4. 変動利付き国債:これは「FRN」に該当します。FRNの利払いは四半期ごとに行われ、利払額は13週物Tビルの割引レートに基づいて上昇または低下します。
  5. ストリップス債:これは「STRIPS」に該当します。STRIPSは、民間金融機関がTノート、Tボンド、またはTIPSを購入し、それを利付き部分と元本部分に分け、大幅な割引価格で投資家に売却します。

さらに詳しく説明すると

  • Tビル:これは短期間(最長1年)で利益を得られるものです。買った時点で、どのくらいの利益が得られるかが決まっています。しかし、その利益は比較的小さいです。
  • Tノート:これは2年から10年という、中期間で利益を得られるものです。半年ごとに利息がもらえます。
  • Tボンド:これは30年という長期間で利益を得られるものです。こちらも半年ごとに利息がもらえます。
  • TIPS:これは物価が上がった時に、利益もそれに合わせて上がるものです。つまり、物価上昇による生活費の増加をカバーすることができます。
  • FRN:これは金利が変動するもので、金利が上がれば利益も上がります。ただし、金利が下がれば利益も下がるため、少しリスクがあります。


これらの米国債は、それぞれ異なる特性とリスクがあります。

自分のライフスタイルや将来の計画に合わせて、適切なものを選ぶことが大切です。

例えば、子供の教育費を10年後に使いたい場合は、Tノートが適しているかもしれません。

また、老後の生活費を30年後に確保したい場合は、Tボンドが良い選択かもしれません。

自分の目標とリスク許容度に合わせて、最適な米国債を選びましょう。

ちなみに

米国国債ファンド 為替ヘッジなし(年1回決算型)は①と⑤(TノートとTボンド)の複合型国債です。

アメリカNo.1時代の終焉

米国債利回りとは何か?

米国債利回りは、お金を米国債に投資した場合に、1年間でどれくらいの利益が得られるかを示すものです。

これは、スーパーマーケットで食材を買って、1年間でどれだけの美味しい料理を作れるかを考えるのと同じです。

価格変動の要因としては下記の点が考えられますね

ポイント

  • 需要と供給の関係
  • 長期債と市場リスク
  • 金融緩和策
  • 利上げ

需要と供給の関係

国債の価格は、人々がそれをどれだけ欲しがっているか(需要)と、どれだけの量が市場に出ているか(供給)によって決まります。

たくさんの人が米国債を欲しがると、価格が上がります。

逆に、あまり欲しがらないと価格が下がります。

これは、人気のある食材はすぐに売り切れてしまうのでプレミア価格でも売れますが、人気がない食材はなかなか売れないので値下げコーナーに並ぶような感じです。

長期債と市場リスク

長期債の利回りは、市場リスクや投資家の経済に対する長期的な見通しを反映します。

そのため時間が経つにつれて市場のリスクに影響を受けやすく、その結果、利回りが高くなることが多いです。

長期債の利回りをワインに例えると、ワインの味(利回り)は、ブドウの品質(市場リスク)や熟成年数(投資家の経済に対する見通し)によって決まります。

時間が経つと、ワインの味は深まります。これは、長期債の利回りが時間の経過とともに高くなることに似ています。しかし、その一方で、ワインは長期熟成が必要なものですが、熟成状態によっては味が落ちることもあります。これは、市場のリスクが時間の経過とともに影響を及ぼすことに似ています。

したがって、長期債を購入する際は、ワインを選ぶときのように、品質や熟成状態(市場の状況や経済の見通し)をよく考えて、最適な選択をすることが大切です。

金融緩和策

最近では新型コロナウイルスの発生により、経済の不確実性が高まり、安全資産とされる米国債への需要が増えました。

これに対応して、アメリカは金融緩和策を実施し、政策金利を引き下げました。

これは、食材が不足しているときに、スーパーマーケットがたくさんの食材を補充して、みんなが買えるようにするのと同じです。

利上げと債券価格の低下

アフターコロナの2022年に入り、経済の回復とインフレ圧力の上昇を受けて、利上げが始まりました。

その結果、米国債の利回りは上昇し、債券価格は低下しました。

これ難しいですよね

何を言いたいのかと言うと、インフレなのでコロナ開けた後も債権の供給を増やしているということですね。

例えると

飛行機のチケットは、需要と供給によって価格が変動します。例えば、休暇シーズンになると、多くの人が旅行を計画します。その結果、飛行機のチケットの需要が増え、価格が上がります。

しかし、同じ時期に航空会社がフライトの数を増やす(つまり、供給を増やす)と、チケットの価格は下がる可能性があります。なぜなら、供給が需要を上回ると、航空会社はチケットを売るために価格を下げるからです。

これが2022年以降の債権の状態にたとえられます

債券の価格も市場の需要と供給によって変動します。金利が上がると、新しく発行される債券の利回り(つまり、投資家が債券から得られる利益の割合)が上がります。その結果、既存の債券(利回りが低い)の需要が減り、価格が下がるのです。

つまり、金利が上がると、新しい債券の「需要」が増え、既存の債券の「需要」が減るため、既存の債券の価格は下がるということですね。

このように、米国債の利回りが経済状況や金融政策にどのように影響されるかを示しています。

結論

債券価格は過去10年単位で低いため、投資を検討する方も多い。

ではなぜ米国債を買ってはいけないと言われるのでしょうか?

米国債を買ってはいけないと言われるのは

わかりやすく6つに分けてみると下記の点です。

ポイント

  • 株の方が儲かる
  • 貯金よりはリスクが高い
  • 為替の変動
  • トランプさん
  • インフレに弱い
  • 金利の影響

株の方が儲かる

長期的に見ると、株式の平均的なリターンは債券よりも高いです。

リスク許容度が高く、長期的な投資を考えている投資家にとっては、株式投資の方が適している場合があります。

例えば遊園地での遊び方を考えてみましょう。メリーゴーランドは安全で、楽しみ方も確実ですが、スリルは少ないです。

それに対して、ジェットコースターはスリルがあり、怖いかもしれませんが、その分、大きな喜びもあります。

これと同じように、債券投資はリスクが低いですが、リターンも低いです。一方、株式投資はリスクが高いですが、リターンも高いです。

貯金よりはリスクが高い

債権投資は、貯金よりもリスクが高いです。

なぜなら債権とはいえ投資だからです。市場が下落すると、債権の価値も下がる可能性があります。

例えばあなたが宝くじを買うかどうかを考えてみましょう。宝くじを買うと、当たれば大金が手に入ります。しかし、はずれてしまった場合、投じたお金は戻ってきません。これが投資のリスクです。一方、宝くじを買わないでそのお金を貯めていた場合、少なくともそのお金は確実に残ります。これが貯金の安全性です。

つまり債権投資は貯金よりもリスクが高いと言えます。しかし、リスクが高い分、リターンも高い可能性があります

為替の変動

米国債権はドルで買わないといけません。

ドルと円の値段が変わると、お金の価値も変わってしまいます。ニュースでも円が現在高くなるのか安くなるのか非常に注目されていますよね。

例えば、あなたは海外の通販サイトで、100ドルの洋服を買いました。その時の為替レートは1ドル100円でした。でも、洋服が届くまでに、1ドル90円になってしまいました。すると、100ドルの洋服は、今日は10000円で買えましたが、明日は9000円になってしまいます。つまり、1000円の損失が出てしまいます。

これが為替リスクです。もし、日本の通販サイトで、10000円の洋服を買ったら、為替レートが変わっても、洋服の価値は変わりません。だから、日本の国債は為替リスクがないのです。

したがって、米国債権投資は、ドルと円の値段が変わると、お金の価値も変わってしまうので、為替リスクがあると言えます。日本の国債は、円で買うので、為替リスクはないと言えます。

トランプさん


テレビのドラマで、主役が途中で変わったら、そのドラマのストーリーや評価が大きく変わることがありますよね。それと同じで、政府のトップが変わったり、政策が変わったりすると、それが経済に影響を与え、債券の価格や利回りが変動することがあります。

米国の政策変更や政治的な不安定性も、米国債の価格や利回りに影響を与えます。特に、トランプさんが復権した場合、その政策の方向性によっては大きな影響が出るかもしれません。


政府の政策や国際情勢の変化は、経済全体に影響を与え、それが債券の価格や利回りに反映されます。

トランプさんが再び大統領になった場合、その政策の内容によっては、米国債の価格や利回りに大きな影響を与える可能性があります。

インフレに弱い

インフレが進行すると、債券の実質的な利回りが低下します。物価が上がると、債券から得られる固定の利息が相対的に価値を失います。

100円でパンが買えたとします。でも、物価が上がってパンが150円になったら、同じ100円ではパンが買えなくなります。

これと同じで、インフレが進むと、債券から得られる利息の価値が下がります。

金利の影響

金利が上がると債券の価格は下がる

債券の価格は金利の上下に左右されます。


スーパーで野菜を買うとき、野菜の価格は季節や天候によって変わりますよね。それと同じで、金利が上がると、債券の価格も下がります。

金利が上がると古い債券の価格は下がる

金利が上がると、新しく発行される債券の利回りが上がります。

新しい債券の利回りが上がると、既存の債券(利回りが低い)は魅力を失い、その価格は下がります。

例えば新しいスマートフォンが出ると、古いスマートフォンは人気がなくなりますよね。

それと同じで、新しい債券(利回りが高い)が出ると、古い債券(利回りが低い)はあまり買われなくなり、価格が下がります。

続いて実際の商品を調べてみましょう。

米国国債ファンド 為替ヘッジなし(年1回決算型)

運用会社大和アセットマネジメント
設定日2013/06/27
償還日2050年3月25日
ベンチマーク
購入時手数料無(2.2%)
信託財産留保額
信託報酬(税込)1.144 %
純資産総額43 億円(2024年3月10日現在)
分配金実績
NISA(つみたて投資枠)
NISA(成長投資枠)対象商品
取り扱い証券会社多数
為替リスクあり

米国国債ファンド 為替ヘッジなし(年1回決算型)は、残存期間が最長15年程度までの国債に投資し、その投資金額を均等に分散することを目指しています。


これは、投資リスクを分散し、安定した収益を得るための戦略です。残存期間が異なる国債に投資することで、市場の変動に対する影響を抑え、安定した運用を目指します。


たとえば、あなたがこのファンドに100円を投資したとします。このファンドはその100円を使って、残存期間が1年、5年、10年、15年の国債をそれぞれ25円ずつ購入します。これにより、各国債の価格変動があっても、全体の収益に大きな影響を与えることなく、安定した運用を目指します。


ポイントのおさらいですが、「米国国債ファンド 為替ヘッジなし(年1回決算型)」は、残存期間が異なる国債に均等に投資することで、市場の変動に強い、安定した運用を目指す投資信託です。

信託報酬は1.144 %とかなり高額です。

取り扱いは多数

2024年3月時点での商品取り扱いは証券会社(ネット証券も含む)、銀行、信用組合などで幅広く取り扱いがあります。

SBI証券や楽天証券での取り扱いもありますので、ポートフォリオのリスクが低い資産に取り入れている人も多くいらっしゃると思います。

低リスク資産を取り入れる大切さはこちらの記事を参考にしてみてください。

組み入れ上位銘柄

2024年3月6日時点で 公表されている組み入れ上位銘柄

順位銘柄組入比率
1ストリップス債6.60%
2ストリップス債6.60%
3利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
4利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
5利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
6利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
7利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
8利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
9利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%
10利付債:「Tノート」や「Tボンド」6.50%

種類を忘れてしまった方はこちらから読み直してみてください

リスクとリターン

1年3年5年10年設定来
リターン(年率) 12.05%7.81%5.90%4.40%4.61%
リスク(年率) 7.14%6.96%6.25%7.02%6.87%

これまでの情報通りリスクは割と高いです。

後ほど比較しますが、バランスファンドと比べても大差ないリスクです。

リターンは森永卓郎さんの言った通りですね。

結論としては新NISA運用であったとしても意外とリスクと手数料のかかってしまう商品ですね。

低リスクファンドとの比較 eMAXIS SLIM及び国内債券

低リスクファンドと呼ばれるバランスファンドと国内債券と比較してみましょう。

比較対象はコチラ

ポイント

  • 明治安田日本債券オープン(年1回決算型)
  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)

日本債券は米国債と似た内容の安田さんの銘柄を、バランスファンドは人気商品で選んでみました。

信託報酬及びリスクとリターン

米国国債日本債券eMAXIS SLIMバランス
信託報酬1.144 %0.715%0.143%
リターン(年率) 設定来4.61%-0.46%7.02%
リスク(年率) 設定来6.87%2.59%9.72%

信託報酬は圧倒的にバランス投信ですね。

日本債券はリターンがマイナスです。かろうじて分配金があるため救われている感じです。(2019/4/10の20円のみ)

リスクがそれぞれ3パーセント程度離れていますので、それをどうとらえるかが争点になっていきます。

チャート

このチャートをどうとらえるかは皆さん次第です。

注目すべき部分は2020年3月のコロナショック時に、債券はダメージ無しということですね。

また、国内債券は低調な動きの中でも米国債は成長を続けていることは注目に値します。

アメリカNo.1時代の終焉

まとめ

米国債は買ってはいけないと騒がれる中でも、リスクが比較的少なく、成果は上げている商品です。

しかしながら、無リスク資産というほどにリスクが少ないわけでもなく、リターンはインデックスファンドと比べると少ないです。

これは個人の考え方ですので何とも言えませんが、森永卓郎さんのように低リスクで確実に数パーセント利益を上げたい人には良い商品だと思います。

また、新NISAでお得だからといっても貯金の全額を資産運用に回すことはないと思いますので、多少リスクのあるインデックスファンドを運用したとしても、パチンコで年間負ける額に比べるとわずかな金額です。

商品選択は難しいですが、いつでも変更可能ですので気楽にやってみてくださいね。

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