こんな疑問を抱えている40代の初心者の悩みを解決できる記事になってます!
新NISAの口座を開設して一番悩むのが、どの銘柄を選ぼうか?ということですよね。
あるあるですが、本やSNSで「インデックス投資の○○さえ買っとけば間違いない」なんて言葉をよく目にしませんか?
この記事では意外に見落としがちなインデックス投資のデメリットについて解説します。
記事前半ではインデックス投資の基礎知識を解説します。
記事後半では落とし穴や向かない人の特徴について説明いたします。
この記事を読み終えることで、インデックス投資の意外と気づかないデメリットをわかったうえで銘柄を購入することができますよ。
月収30万円の貧乏サラリーマン
2024年から新NISAに挑戦 猛勉強継続してます。
副業のまとめサイトライターの経験を活かし、わかりやすい記事を投稿します。
地方住まい:ファイナンシャルプランナー2級:保険募集代理人
インデックスファンドを買っとけば安心?
新NISA運用を始めるに当たり、適当なインデックスファンドさえ買っとけば将来安心ということではありません。
なぜなら運用デビューにおいて手痛い経験をした人もSNSなどで見かけるからです。
そもそもインデックス投資って何のことかわからないままで決めてしまうとリスクが大きくなります。
結論としては、インデックス投資の基礎知識を把握してから商品の選択をすることが大切です。
インデックス投資って何なの?
インデックスとは直訳すると指数(規準)という意味です。
つまり投資を何かしらの規準を定めてから運用してみようというのがインデックス投資です。
具体的には日本の株価全体の動きを規準にしたり、アメリカの主だった株価の動きを規準にしたりしますね。
規準になる株は数百、数千あるので一度決めてしまえば運用が安定します。
また、規準以上の成果を上げる目的ではないのでリスクも軽減します。
この記事の一番最後におもなインデックスの種類についても紹介しますので最後まで読んでいただけると幸いです。
インデックス投資の意外な6つの落とし穴とは
インデックス投資には気をつけておかなければいけない6つのポイントがあります。
景気によってはマイナスになる
インデックスの種類にもよりますが景気の影響を受けやすい面があります。
例えば大人気の銘柄eMAXIS Slimシリーズですが、すべての商品がずっと順調だったわけではありません。
例を挙げると、eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)は楽天証券さんのグラフ※3を見てもらうとわかりますが、約二年間も12000円から13000円を行ったり来たりしています。
楽天証券 eMAXIS Slim 国内株式(日経平均)より引用させていただきました。
皆さんはこの状況を2年間も果たして耐えられますか?
どれでも買っとけば良いものではないということがわかりますよね。
ちなみに原因はウクライナの戦争のため物価が上がったことが大きな要因でした。
景気によってはなかなか成果が上がらないこともあるということがわかりますね。
時間がかかる
結果にコミットするまではかなりの時間がかかります。
最低でも10年以上は投資しなければ成果にはなりません。
なぜなら基礎知識の部分でお伝えしたとおり、規準以上の成果をあげる目的の投資ではないからです。
言うなれば、「毎日かかさず青汁を飲めば90歳までに5キロ痩せますよ」と言われているようなものですよね。
ライザップのような劇的に効果があるものではないことがわかります。
大きな成果が出にくい
インデックス投資は朝目覚めたら大金持ちになったというような夢のような投資ではありません。
理由としてはインデックス投資の仕組みが、ギャンブル性のないものだからです。
私も億り人を夢見て仮想通貨を体験しましたが、資金がいきなり10倍になったときは本当にびっくりしました。(すぐに100分の1になりましたが・・・)
しかし、インデックス投資ではよくて年に数%利益がでるといったところなので面白味はないですよね。
大きな成果を期待するなら、ギャンブル性はありますが特定の株を購入したり、アクティブファンドを購入してみることができます。
信託報酬
信託報酬もよく確認しなければインデックス商品によっては非常に高額な銘柄があります。
窓口でのオススメ商品や、ネット証券でも「おまかせプラン」などの商品は信託報酬が高額なことが多いです。
例えば窓口にて
なんて言われたら絶対に信託報酬と、どんな銘柄が含まれているのか徹底的に聞きましょう!!場合によってはアクティブファンドの可能性もあります。
特に間違えやすい商品
eMAXIS 全世界株式インデックス 0.66%
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) 0.05775%
人気商品なので買い間違いは絶対避けましょう。
大まかにしか投資先を選べない
インデックス投資は大まかにしか投資先を選べないことも弱点です。
理由としてはたくさんの銘柄がパックになっているので、成果の上がっていない銘柄にも投資してしまうからです。
例えばお子さんの塾などでも、クラス編成などの関係で必ずしも希望通りの先生を選べないこともあります。
そのためある分野ではお子さんの学力が思ったより向上しないとなると手痛いですよね。
このように自分で銘柄の中身を選べないことも落とし穴のひとつといえます。
買付日でも運用成績が変わる
買付が月初か月末かでも運用成績が違います。
なぜかというと、給料日のあと特に月初めにたくさんの人が一気に購入するために株価が一時的に上がるようです。
インデックス投資は毎月決まった日に購入することになるので、この情報を知らなければ損することになってしまうでしょう。
おすすめは給料日や年金の支給されにくい、キリの悪い数字の日です。
インデックス投資が向かない人の4つのタイプ
ギャンブラー
インデックス投資は、大きな利益を狙うのには向いていません。
インデックス投資は、たくさんの会社の株を一度に買うので、一つの会社の株価が急に上がっても、全体の利益にはあまり影響しません。でも、一つの会社の株だけを持っていれば、その会社の株価が急に上がると、大きな利益を得ることができます。
たとえば、アップルが新しいiPhoneを発表して、株価が急に上がったとします。
その会社の株を持っている人は、大きな利益を得ることができます。
でも、その会社の株を含むインデックス投資をしている人は、その利益をあまり得られません。
結論として大きな利益を狙っている人がインデックス投資を始めても、物足りないかもしれません。
インデックス投資は、じっくりと安定した利益を求める人に向いています。
大きな利益を狙う人は、宝くじを買うか、一つの会社の株を買うなど、他の投資方法を考えてみてください。
せっかちな人
すぐに結果を出したい人には、インデックス投資は向いていません。
インデックス投資は、長い時間をかけてお金を増やす方法です。でもすぐに結果を出したい人は、毎日売買を繰り返します。
売ったり買ったりを繰り返すと瞬間的なチャンスを逃します。
これは、投資をする人に人気の本の中で「稲妻が輝く瞬間に株式市場にいることの重要性」(株価は突然上がるから、その1瞬に保有しとかないと大損するよ)について述べられているとおりです。興味のある方は読んでみてください。
以上のことから売ったり勝ったりを短期的にしたい人にはインデックス投資は向いていないですよね。
おまけが好きな人
株主優待を目的にする人、つまり値上がり益などにそれほど興味がない人には、インデックス投資は向いていません。
インデックス投資は、たくさんの会社の株を一度に買うので、一つの会社からの株主優待を受けることはできません。
たとえば、タリーズのドリンクチケットなどの株主優待をもらいたい人は、その伊藤園の株を直接買う必要があります。
結論として株主優待を楽しみにしている人がインデックス投資を始めても、物足りないかもしれません。
株主優待を楽しみにする人は、それぞれの会社の株を直接買うことを考えてみるのも良いと思います。
心配性の人
価格がちょっと変動するとすぐに心配になる人には、インデックス投資は向いていません。
インデックス投資は、市場全体の動きを反映するので、価格は常に上下します。でも、その変動に一喜一憂してしまうと、投資の成功が難しくなります。
たとえば、コロナショックの時、価格は一時的に大きく下がりました。でも、焦らずに持ち続けていた人は、価格が回復して利益を得ることができました。
価格の変動にすぐに反応してしまう人がインデックス投資を始めても、心配が多くなるかもしれません。インデックス投資は、落ち着いて長期的に見守ることが大切です。
よくある質問
アクティブファンド購入するよりリスクも少ないし絶対にインデックスファンドの方が良くない?
アクティブファンドは、特定のニーズを満たすために存在します。
アクティブファンドは、短期的にはインデックスファンドのリターンを上回る可能性があります。
個別株よりもリスクを下げたいけれども、大きな利益を望む人にとっては良い選択肢になることがあります。
保険積立のよりもインデックスファンドが良くない?
おまかせで安心を求める人には保険商品も有益です。
保険商品は、生命保険や医療保険、損害保険など、人々の生活を守るための重要な役割を果たします。
また、利益をを目的として保険商品を利用する人は、「お任せで何となく安心」を求めていると考えられます。
新NISAがブームになっていますが、まだ1年間一度も買付されていない口座が3割もあるそうです。
これは、「面倒だからお任せで何となく安心」を求める人がまだ多いことを示しています。
つまり目的も異なるし、簡単ってことですね。日本人の感覚にも合っている商品と思います。
Aの銘柄で20年投資しようと思っていましたが、別の銘柄も気になっています。3年目に変更してAとBの銘柄に2:1で投資し続けるのはデメリットがありますか?
とくにありません。
投資先を変えたとしても長く投資し続けるのであればデメリットは少ないです。
根拠としては新NISAで扱う投資信託商品は、銘柄が違っているとしても今後も利益の上がる可能性が高い商品が揃っているからです。
また、さらに分散して銘柄を購入することになるのでリスクはさらに減っていきます。
冒頭でのべたカレーのルウの話に戻りますが、味が気に入らない時に2つのルウを混ぜて使う方もいますよね。
よほどのことがなければ出来上がったカレーはより複雑に絡み合い美味しくなると思いませんか?
結論としては、自分の目標とどれだけリスクを取れるかを考えて選ぶのであれば、投資比率を変えたとしてもデメリットは少ないはずです。
まとめ
これを買っとけば安心と言われるインデックス投資ですが、意外な落とし穴が6つもあることがわかりました。
またインデックス投資に向かない人もいらっしゃると思いますので、新NISAで運用をしてみたいと思う人は今日学んだポイントを覚えておいてくださいね。
自分にインデックス投資が向いているかいないかを確認するためにも、専門的なアドバイザーへの相談もお勧めします。
私のおすすめはガーデンさんです。
スマホで簡単診断ができるこちらもおすすめです。
どんなサービスか知りたい人は合わせてこちらの記事もご覧いただけると幸いです。
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
補足 有名なインデックスの種類
TOPIX
日本最大の証券取引所である東京証券取引所で扱うすべての株式2165銘柄から時価総額を規準として表す指数。
時価総額が規準なのでトヨタとかソニー、財閥関連などがウエイトが高いようです。
日経225
こちらも東京証券取引所で扱う株ですが、株価の高い順から225銘柄を選んで規準とする指数。
株価が高い順なので、ユニクロ(ファーストリティング)やソフトバンクなどがウエイトが高いです。
S&P500
TOPIXのアメリカ版。ニューヨーク証券取引所などの500銘柄の時価総額を規準にして指数化したもの。
ちなみにアメリカの時価総額の高い銘柄はアップルやマイクロソフトです。
ダウ
日経225のアメリカ版。ニューヨーク証券取引所などに上場している株価の高い30銘柄の平均株価を指数化したもの。
知っている会社だとアップルやボーイングなどがありますね。
オールカントリー
MSCIという有名な会社が作り出した指数
先進国23カ国と新興国24カ国、計47カ国の、2900銘柄の時価総額を規準にして指数化したもの。
全世界という名称なのにロシアなどは含まれない。
REIT(リート)
不動産投資の事
日本のものは J-REITと呼ばれます。
8資産バランス
国内債券・先進国債券・新興国債券・国内株式・先進国株式・新興国株式・国内リート・先進国リートの8つをバランスよくミックスした平均値です。
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